『フルアヘッド!ココ』の続編として絶対に避けては通れない、ココと同様に主人公だった人物。
それが『キャプテンバーツ』です。
失われた伝説のファルコン文明を信じ、そして追い求めた海賊スイートマドンナのキャプテン。
二刀流のため「双剣のバーツ」や、その破天荒な行動によって「クレイジーバーツ」とも呼ばれている圧倒的な存在感と戦闘力を備えた海賊。
だったんですけど。
前作の最後の戦いで体を蝕まれたバーツはこの続編では意識なく寝たきりの状態になってます。
ココも既に10年近くバーツには会っていない様で「夢見る様に憧れた英雄はもうオレの中にいないのかもしれない」なんて他人行儀なセリフまで。
しかもバーツの事を「あの人」と表現。。
いやこれは悲しい。
『フルアヘッド!ココ』を読んでいてココとバーツの関係性を分かってる人はみんな悲しいはず!
もちろんその言葉には色々な意味が含まれてはいるけど、年月の経過を感じて寂しくなります。
でも確かに子供時代の体験や出来事は大人になるとリアリティーが無くなるものですしね。
こればかりは仕方ないのかも。。
憧れた海賊キャプテンバーツと病床にあるバーツがイコールにならないのも大きいでしょうし。
そんな『フルアヘッド!ココ ゼルヴァンス 』でのキャプテンバーツでしたが・・・。
ついに4巻にして完全復活しました!!
この記事ではそんな『フルアヘッド!ココ ゼルヴァンス 』4巻のネタバレと感想を書いていきます!
Contents
『フルアヘッド!ココ ゼルヴァンス 4巻』のネタバレと感想
4巻を簡単にまとめると「キャプテンバーツの復活」と「キャプテンバーツ対キャプテンココの序章」といったストーリーでした。
キャプテンバーツの復活について
これはピートの娘であるライラ王女によって調合された秘薬によるものでした。ここは今までの流れでわかっていた部分なので特に驚きはなし。
ただし秘薬には肉体を若返らせる効果も含まれていたようで、バーツ握力も含めて完全復活!
ついでにレイラが少し残った秘薬を飲んで同じく若返り。ノーズは必死に走るも間に合わず(笑)
このバーツの復活で物語に躍動感と、これぞ「フルアヘッド!ココ」という魅力が出てきました!
正直、続編への期待度が高すぎたのか、2巻と3巻は盛り上がりに欠けると感じていたのは事実。
面白いのは間違いないけど「あれ少し違うかも?」といった多少の不安な気持ちでした。
それが4巻で完全払拭!!
やっぱりココ一人では荷が重かったのか。後はもう一人の主人公アマギンの序章を引き延ばしすぎた感じもあったのかもしれない。
でもバーツが登場する事で一気に物語のテンポが良くなり、一つの太い軸ができた気がします!
これは5巻以降面白さはトップギアに入っていくこと間違いないと断言できちゃいますね!
「キャプテンバーツ対キャプテンココ」これから始まるストーリーの序章について
ゼルヴァンスの世界にある究極のお宝を手に入れる勝負。バーツからココへの勝負開始の言葉。
「敗者は去る。おまえが負けたらオレの海から出て行け」
ココにとっては今まで守ってもらっていたキャプテンバーツが敵に回った瞬間でもあります。
不可能を可能にする海賊クレイジーバーツ。
スイートマドンナ号にレイラとノーズを引き連れ大海原へ旅立ちます。これは前作の登場人物がどんどん絡んできそうで楽しみで仕方ない!
「海賊ツインソード」対「海賊スイートマドンナ」という事でもありますし!
ただ前作のスイートマドンナ乗組員はピートもミガルも国王だし、バクチは海賊ダイヤモンドサーペント所属。デッドもまた参戦するとは思えない。
個人的にはハルクの子供がバーツ側に付くのは間違いないと思ってるんですけどね。
後は可能性は低いと思うけどデッドが引き取った女の子とかオルカの生まれ変わりとか・・・。
どちらにしてもこの先の海賊スイートマドンナが楽しみで堪らない!
一方で海賊ツインソード側。
こちらには正直な話、結構不満あり。
メンバーのキャラ描写が薄くて、まるでココのおまけみたいになってる気がするんですよね。
前作の主要キャラだったミルカやチャコですら存在感がないので、今後はツインソード側のメンバーにも焦点を当てた展開が見たいと熱望してます!
今後の『フルアヘッド!ココ ゼルヴァンス 』まとめ
バーツが復活した4巻から勢いと面白さが急上昇したのは紛れもない事実です。
そして破天荒なクレイジーバーツが動く事で、テンポよい躍動感あふれる展開になるのも間違いない。
なのでココ側の魅力を感じられる展開さえプラスされれば「もう最高!」って感じになるはず。
アマギンも間違いなく生きているので、次はどんな状況で登場するのかも楽しみですしね!
少し個人的な不満も書いちゃいましたけど、まずは5巻を半端ない期待と共に待ってみます!
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以上『フルアヘッド!ココ ゼルヴァンス 4巻の感想とネタバレ』でした。
ではでは、おしまい。