最終回直前でとんでもないことが起こりました。
いまセトウツミの衝撃の展開に震えています。
「セトウツミ」とは別冊少年チャンピオンで、2013年5月号より連載されている人気漫画です。
題名どおり「瀬戸」と「内海」の男子高校生2人が学校終った後に、川辺でひたすら話すだけの物語なんだけど、この会話がめちゃくちゃ面白い。
同じ話を瀬戸の視点、内海の視点で描かれることもあり、その展開は天才的に面白い。
そう、今までは会話のテンポや突っ込みとかがマジで面白い!って評価しちゃってました。
いや実際にその評価は全然変わらない。
では何に震えているのかというと...
今月の別冊少年チャンピオンで最終回前の話が連載されたんですが、その内容が読んだ後に今までの評価を一気に塗り替える凄まじい展開です。
正直な話、今までもかなり面白い漫画とは思ってはいたけど、自分の中での殿堂入り!みたいな感じではなかった。
でも多分これは最終回の展開次第で自分の中で1位、2位を争う漫画になる。少なくとも今回の最新話でそうなる可能性がビンビンしちゃってます...。
この先は最新話のネタバレを含むので、見てない人は下にスクロールしないように注意してくださいね!
セトウツミ最終回直前、最新話について
今までの話は全てこの最終回前と次回の最終回の2話のためにあったということに気が付かされました。
何気ない今までの会話が伏線になっていて、一体どこからこの展開にする予定だったのか?いやもちろん初めから最終回を想定して逆算していたのか。
なぞなぞをしながら皆で和気あいあいとしている時に1人その場を離れる内海。
「この時すでにあの失敗は予見されていたかもしれない」
何の失敗だったのか?気になっていた方も多いと思いますが、こんなの予想できた人がいたらその人の弟子になりたい。
今月の別冊少年チャンピオンは57話と58話の2本立ての連載。そしてその衝撃の内容とは...。
「内海による両親殺害計画」
いや。マジでビビった。だって男子高校生が川でくだらなくて面白い会話を延々と繰り広げるストーリーでここまできたのに。殺害計画とかそんな漫画じゃないのにも関わらずブチ込んできた!!!
しかも内海の家庭環境が想像以上にひどいものだったのにも驚きを隠せない。
元々内海は「天才児」と呼ばれて育ち、一通りの習い事も一通りにこなしてたんだけど何にも興味をもてない。そのうちに両親が嫌な予感がして病院に連れていったら病名がついたとのこと。自分は詳しくないからよくわからんけどね。
それから両親の内海を見る目が変わってしまい中学受験にも失敗、母は内海の存在を無視、父には殴られる。食事や生活の必要なものは姉が用意する状況。
そんな中で・・・中学3年生時から殺害計画をたてていたという想像の500mは上をいく展開。高校二年生時の2月19日の姉の誕生日に決行する予定。
その殺害計画に関しても今までの些細な瀬戸との会話や樫村さんとの会話で伏線が散りばめられてる。
しかも犯行に関しても冗談っぽく会話に出てて、内海もそれに対して「瀬戸に止めてほしかったのかも」なんて思ってる。
そして失敗。
救ったのは瀬戸。内海は思う「瀬戸が犯行計画に気付いていたとは思えない」でも無意識で偶然に人を救うやつなんだなって感じてる。
そしてケンカ別れして内海が持ったままになっている瀬戸から樫村さんへあてた手紙を渡さなきゃっと思って見てみる。縦読みに気付く。その内容は?
「2月19日コの川でおれがお前をたすけニ行く」
やばいでしょ。これ。
もうマジでぞくっとした。
いや、魚の絵しりとりの回での二人のやり取りの行き違いみたいな話もあるから、必ずしもそういう意味かは次回の最終回を見ないと分かんないけど、やばい。この漫画は最終回での着地で凄い事になる。
うん。マジで興奮してます。
これは自信を持って絶対見て震える漫画と言えちゃいます!